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事例紹介
さまざまな分野で活躍するEM技術
EMを活用した無投薬養豚
第12 回自然農法・EM技術交流会で京都府の玉山雅一さんがEMを活用した無投薬養豚の成果を発表されておられます。水や飼料にEM技術を活用することで、呼吸障害症候群や下痢の発生のない健康な無投薬の豚出荷し、
市場でも高い評価を得ているとのことです。
比嘉教授は「アジアでは、EMをたっぷり使った鶏舎では、鳥インフルエンザは発生していない。
畜舎まるごと、抗酸化レベルをあげることが大事だ」と述べているように、
動物のインフルエンザ対策にEMが有効なことが実証されています。
ごみの再生と有機肥料化
三笠市は市の75%の生ごみをEM抗酸化バケツで回収し、有機肥料や飼料をつくるシステムで民間と協力し、かなり効果的な成果を上げています。このシステムを通し、農業現場でも着実なモデルもでき始めています。
今年の3月28日、「EM技術による健康生活と地域活性化」について市民に詳しい情報を提供し、
三笠市のEMモデルタウン推進事業が実質的にスタートしました。
この事業は、市はEMに関する負担はまったくなく、農業や環境や健康に関し、必要な活性液をすべて無償で入手し、
すべての住民や農家にも配布できるようになっています。
EMを活用した無農薬、無化学肥料の農産物は、まったくの新商品として流通しますので、
量販店はもとより将来は海外にも輸出できるように検討を始めています。
魚介廃棄物の再利用
日本最北の農業高校、留萌管内遠別町にある遠別農業高校のプロジェクト学習の園芸分会に所属する9人の生徒たちは、
漁業で出るホタテ貝殻とタコウロ(たこの内臓)を肥料化する研究を進めている。
肥料化できれば資源を地域内循環し、漁業と農業の橋渡しによって地域貢献できる。
ホタテ貝殻を粉砕してEM(有効微生物群)菌活性液と混ぜて液肥化した。
昨年は地元の農家グループ約10戸の大豆や小麦畑で使ってもらい、「出来が違うね」と驚かれた。
タコウロはEM ぼかしと混ぜて堆肥(たいひ)化後、牛ふん堆肥と混ぜて、町内の病院花壇の客土に提供した。
EM団子と水質浄化
戦国時代の天守が残る信州の名城、国宝・松本城で、EM技術を活用した堀の水質浄化事業が実施されている。
平成21年4月の水質検査(検査機関:(社)長野県薬剤師会検査センター)の結果、
水質の環境基準(環境省)でAAランクとなり、水質が改善された。
平成17年から、定期的にEM活性液やEM団子を投入し始め、18年には市民らとともに「お堀の浄化作戦」がスタート。早速、実際の浄化事業を、35年前から城の池・樹木管理等を請け負っている(有)中部警備・救助に委託し、
本格的な浄化活動が始まることになった。同年4月から、4日に1回(500リットル)EM活性液を散布。約3万5000平方メートルの堀に月約5700リットル、今までに約138トンが投入されたことになる。
EM活性液散布の実務作業にあたる中部警備・救助の古畑会長は、
「散布前は、特に夏場になると汚泥が水面に浮き上がって、異臭を放っていた。今は一切なくなった」
と水質改善の状況を身をもって感じている。
松本城管理事務所の田堂所長補佐は、「水質改善の要因は、EM投入と一昨年に掘に流入させている地下水の水源を
1か所増やし4か所にし、大きな水の流れができた相乗効果だと思っている」と話している。
夏場には、観光客や市民から掘のニオイが気になるといった指摘を受けてきたが、
最近はそうした苦情も少なくなったと言う。さらに「掘の水がキレイになった」
という電子メールも送られてくるとのこと。
現在、松本城では、すでに世界遺産となっている姫路城(兵庫県)と犬山城(愛知県)、彦根城(滋賀県)
の国宝3城とともに世界遺産の拡大登録をめざしている。
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